自満ブログ

自己満足のブログ、略して自満ブログ。 どうやら自満のために生きている筆者のブログ

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言葉Ⅱ  

あなたはどうかわからないけど、チーバカは自分が一番信じられないんだよね…


チーバカの監督としての能力が認められて来た頃。
それでも、社長はチーバカのやり方に、あ~だ、こ~だ、時々不満を言ってくる。
チーバカの頭の中は、現状での理想的なシステムが中心にあって、それを元に具体的な対応をしていた。
だが社長は、個々の対応としてしか判断をしない。
しかしそれでは仕事は回らないのである。

例えば、
当時、月平均4棟上棟していた。
工期は平均3ヶ月。
すると、工務店が抱える現場は12棟となる。
大工は各々別の現場を受け持つが、他の職方はそれを全て受け持つことになる。
しかも、他の工務店の仕事も持っている。
だから、余程うまく調整しなければ、現場が混乱し、『いい仕事』が期待できなくなる。
当時の建築業界では『あっても当てにならない』工程表、
チーバカは誰もが信頼できる工程表を作ることにした。
要は、誰もが『工程表を守ろう』と思えばいいだけなのであるが。
まあ、その苦労は置くとして、
そうして作った複合工程表だったのだが、それを守ろうとしないのが社長であった。

社長「○○邸、今日は誰(どの職人)も入ってないじゃないか!」
チ 「はい、クロス屋さんが予定通り終わったので、予備日としての今日は空いてます。電気屋さんからも設備屋さんからも『早めに入っていいか』という連絡も入ってないので」
社長「一日でも早く終わらせて引渡しするのが工務店の仕事だろ!」
チ  「お渡ししてある工程表には、今日は電気屋さんは××邸、設備屋さんは△△邸をと書いてありますが、  ○○邸に行ってもらいますか?」
このとき実は、社長を除くほとんどの職方がチーバカ独自の複合工程表を『あっても当てにならない』とは思っていなかったのである。

しかしチーバカに文句を言うのならまだいい、
問題は、チーバカが居ないときに現場で理不尽な指示を出すことであった。
社長の権限で言われれば、職人はそれに従わざるを得ない。
結果、苦心の工程表が信頼を失うことになる。
そうなれば、元の木阿弥。
チーバカが入社したときのように、行き当たりばったり、職方の不満が『言い訳の山』を築くこととなる。
曰く、突然言われたから…、工期がなかったから…etc.etc.

そこでチーバカは考えた。
チーバカの実質的な「権限」をアップさせよう…と。
7月に入社して、決算の終わった4月。
社長に言った、「給料を上げて下さい」。

チーバカ、金銭には比較的恬淡な人間で、「まァ、食ってけりゃいいや」というタイプなのだが、
その上げ下げにはうるさいのである。
『オレの仕事を評価するなら上げろ。でなきゃオレは辞める。』
そんな意味合いで言った。
しかも、アップの額まで心の中では決めていた。
最低5万円。それ以下なら即辞める。10万円なら自分の能力すべてを出してみせる…と。


そう、そのとき『大工になりたい』ということなどまるっきり頭になかったのである。
あのとき給料が10万円上がっていたら…

『大工になりたい』
その言葉を社長も、事務員さんも、大工さんも信じていたのだが、見事にチーバカに騙されたわけである。
いや、当のチーバカすら騙されていたのである。

幸か不幸か5万円アップで終わったので、今こうして大工をやっている。

あ~あ、記事の更新が遅いので、引渡しも終わっちゃった。。。
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