自満ブログ

自己満足のブログ、略して自満ブログ。 どうやら自満のために生きている筆者のブログ

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引渡し式  

チーバカが行っている工務店、
「引渡し式」というのをやっている。
家が完成し、入居の日に職人が集まり施主に「おめでとう」を言うのである。
完成した姿を見ずに仕事が終わる大工としては、中々面白い機会であると思ったりもする。

これまでの経験から、この式では施主はだいたい涙する。
工期が長い(半年以上)ので現場でも家庭でも色々なことが起こり、
大勢の職人を前にした挨拶で、その時々の気持ちが思い出され感極まるのであろうと思う。
特に感謝の気持ちを伝えるために工事を振り返ると、いいことばかりを思い浮かべる。
結果…

しかしこの現象、
他の大工の現場では必ずしも頻繁ではないらしい。
いやむしろ珍しいらしい。
大工以外の職人は同じであるのに、施主は涙しない。
となると、施主はチーバカの仕事に涙するのか?
答えは否である。

では何が?
それは次回。


格天井(ごうてんじょう)  

なにげに
格縁 (10)
格縁を
格縁 (11)
造り、
格縁 (12)
1/2スケールの格天井のサンプルを作成
サンプル (1)
和風の家ではないので、斜めにアレンジ。

OKが出れば、実物を造る予定。
上棟まで時間があるので遊んでみる・・・

以前から考えていたのだが、
トイレなど狭い空間の天井であれば、先に造っておいて、はめ込むだけの格天井ができるはず。

ポーチ柱  

外壁が仕上がった。

独立のポーチ柱
サイディング (3)

普通は出隅コーナーを使うのだが、
ポーチ柱を出隅コーナーでやると、柱の間にコーキングが二列でき、いかにも「サイディングです」感が出る。
なわけで、サイディング屋さんの提案で今回は隅をコーキングで納めた。
すっきりして、いい感じ。
石目調のサイディングなので、よけいにしっくりくる。

いいのは見た目だけではない。
下地の胴縁の間隔もあけられるので通気も取れる。
そしてなによりコストが下げられる。
よくよく計算すると、10万円以上コストが下がった。
単純なはなし、(柱3本×出隅4箇所×立て6段×2000円(仮)=144000円)-(柱3本×3m2×4000円=36000円)=108000円のコストダウンとなる。

こんなにいいことだらけなのに、一般には出隅コーナーを使う。
何故か?
おそらくは、出隅は手間がかかる割には、それに対する対価が少ないからだと思われる。
上記計算は材工共の価格なので、仮に半分が工事金額とすれば、その違いがわかると思う。

写真をみればわかると思うが、石目に合わせてコーキングをデコボコにしてある。
真っ直ぐになでると単調なラインになり、コーキングが目立ってしまう。
石のラインに合わせて根気よくヘラで押さえているのである…

コーキングが上手い職人だからできた提案で、
銭儲けが下手な職人だからできた提案なのである。

今回の仕事でチーバカが「旦那」に紹介した数少ない職人の一人である。

億劫  

『褒めることは支配することだ』
どこかで見た言葉である。
な~るほど、けだし卓見。

チーバカ、子供の頃から褒められることが嫌いだった。
褒められるのは嬉しいが、褒められると自由に振る舞えなくなる自分を感じていた。

『謙遜』
それはその対処方法として生まれたものではなかと思っている。
しかし、謙遜では満足できないチーバカ、いつしか独自の対処法を編み出していた。

「チーバカさん、3分(9mm)位の材料ないですか?」
サイディングを貼っている板金屋さんがチーバカに聞く。
外部の金物が出っぱてていて、通常の5分(15mm)胴縁では収まらない箇所があったのである。
丁度3分の材料があったので渡したが、どうやらそれでも収まらないないらしい。
「んじゃ、垂木を割いたげるよ」と言って、必要な分を渡してあげた。

「チーバカさんは億劫がらずにやってくれるから助かりますョ」
その意味は『他の大工は面倒くさがってやってくれない』ということ。
しかし、チーバカとて忙しいときはそんな要望に応えていられないこともある。
たまたまタイミングが良かっただけ。
それをチーバカが面倒見のいい大工と思われてはあとが厄介。

性格の悪いチーバカ、すかさず言う。
「ああ、億劫だった。」
「グフフフフ…」
どうやら板金屋さんの潜在意識に伝わったようだ。

通気胴縁  

ベランダ下地
下地
防水処理のため立ち上がりに12mmのベニヤをはるのだが、

防水処理と
FRP防水

防水仕上げ後水切り板金で
水切り
厚みが15mmくらいになり、

15mmの通気胴縁と
胴縁
ツライチになる。

…ということは、サイディングを貼ると通気ができなくなるということになる。


で、通気層確保のため10mmの胴縁を打ち増しする
通気
メデタシ・メデタシ…なのだが、

もっと手間のかからない方法はないのかと思い、
材木屋さんに聞いてみる。
「他の工務店はどうしてるか知ってる?」
「18mmの胴縁を使ってるところもありますが、ほとんどそのまま15mmを打ってるみたいです」

え!んじゃ通気胴縁になってないじゃん!
18mm使ったとしても、3mmで通気…

「え?それで『保証検査』通っちゃってるの?」
「ええ、やり直ししたって聞いてませんから多分…」

あるいは全ての工務店が胴縁前に防水検査を受けているからなのかもしれない(んなアホな)。
しかし、数十ページに及ぶ『防水施工要領』で各所で『通気胴縁』に触れ、通気の重要性を喚起している保証会社が、
「検査後のことは知りません」とは…。
まして、胴縁施工後に検査して何の指摘もないとは…。

もちろん意識の高い工務店はそんなレベルの低いことなど、指摘されるまでもなく対策をとっているのだろう。
しかし、大手ハウスメーカーは大丈夫かというと、必ずしも安心はできない。
なぜなら、この保証会社の『防水施工要領』は某ハウスメーカーのマニュアルを基準としたものだと聞いている。
一度そのハウスメーカーの収まりをみてみたいと思う。
いや、昔~し一度そこの仕事やったことがあるが、『へ~、中々考えてるじゃん』と思ったものだった。

チーバカ、権威などは一切信用しない。只々自分の眼だけを頼りにしている。
自分の仕事に責任を持ちたいから。

畳敷ベンチ  

以前書いた記事『畳敷ベンチ
完成写真がなかったが、その後そのお宅に行ったとき写真に納めたのでUP。
DSCI0003_20140423052526672.jpg
玄関で靴を履くのにチョットした腰掛けとして使用する。
そば屋の待合用のベンチではない(多分)。

分離発注における注意事項 二つ目  

住宅性能評価機関による「防水検査」でチーバカ初めてダメ出しされた。
それがこれ
換気ダクト (1)
防水紙ではなく、胴縁に防水テープが貼ってある。

換気ダクトの防水ができていないというものである。
換気ダクト (2)
電気屋さんの仕事である。
本来ならば防水テープを胴縁の前に施工するか、
胴縁が打ってあれば、胴縁を避けた位置にダクトを取り付ける。

この電気屋さん、一般の戸建住宅の経験がないらしく、
施工前に「大工さんに色々教えてもらって…」と謙虚に言っていた。
チーバカ、教えることなど何もないと思っていた。
というか、『何を教えてほしいんだろう?』と。

今、それがわかった。
『やってしまってからでないとわからないこと』を先に教えてあげなければいけないということである。
相手が聞いてくれれば、知る限りのことは教えられるが、
聞かれないことを教えるには、チーバカ、失敗の経験が足りないのであった。
だからチーバカは教えることができる人間ではなかったのである。

親は自分が失敗したから子供に教えることができる。
失敗しない親は子供に何を教えられるのだろう…
あ、全然関係なかった。

で、逆に勉強させてもらったチーバカ。
授業料として、防水テープのやりかえをやったとさ。
1F西
6っ箇所。。。

分離発注で職人を選ぶ場合、世間では見積り金額で決めるのが横行しているようだが、
見積り合わせでは、職人は見えないように思われる。
この現場は旦那仕事で、旦那の知り合いの職人なので職人の人間性はわかっているようではある。
しかし、仕事の実績で考えた方がいいように思われる。

いや、電気屋さんのことだけを言っているわけではない。
大工兼監督であるチーバカ自身も含めてのことである。
チーバカ、監督としては失敗の経験という『実績』が足りないから。
大工としては心配ない。
『実績』だらけである!
…え?

クレームの腰を折る  

外部の仕事をしているときのことである。

「これお宅のかい?」
多分近所の住人が、防水シートの切れ端(ゴミ)を持って近づいてきた。
たしかに防水シートの
DSCI1392.jpg
切れ端である
DSCI1391.jpg

相手の構えたトーンからいって、こんな会話になることが予想された。
「ゴミの始末をちゃんとしてもらわないと、風で飛んでくるんだから気をつけてくれ。」
「はい、すみませんでした。」
で、相手は『どれだけ真剣に考えていることやら。ま、素直に謝ったので今回は勘弁してやるか』と矛を収める。
『次ぎ』があれば『口先だけの詫び』では済まさないための布石でもある。

だから、クレーム処理の達人であるチーバカ(ヲイ・ヲイ)、
通常なら、こんなとき『口先だけ』ではないことを相手に伝えることに心をくだくのだが、
今回は違っていた。

自分でも意外だったのだが、
先ず口を突いて出てきたのが「ありがとうございます!」という言葉だったのである。
しかも笑顔で、まるで大事な物を届けてくれた相手に対するかのように。

切れ端はいつも家の内側に捨ててあとで拾い集めている。
しかし、前日2階部分の防水紙を貼っていたとき、その切れ端を落としてしまい、どこかへ飛んでいってしまった。
それが気になっていたのである。
一晩寝てそんなことは忘れてしまっていたのだが、その切れ端を見て、飛んで行ってしまったときの『ハ~ァ、飛んでっちゃった』という気持ちが一瞬にして蘇ったのだ。
『お~良かった!これでちゃんと処分できて、近所の人に迷惑をかけることなく、文句を言われることもない…』
え?
いや、これから文句言われるところじゃん…

そんなチーバカの「ありがとうございます!」の言葉に、相手も戸惑ったのか、
「この辺は風がつよくて、風向きによっては飛んでくることがあるんだ。」
と言って、防水紙(ゴミ)をチーバカに渡す。
我に帰っていたチーバカ、「申し訳ありませんでした」と受け取る。
相手は何も言わずに帰っていった。
あれ?「気をつけてくれ」って言いに来たんでしょ?
それ言わなきゃ、ただの親切なおじさんになっちゃって、チーバカ安心してゴミ飛ばし放題になっちゃうよ!
ねェ、おじさんったらァ~!


え?本当はただの親切なおじさんで、クレームをつけにきたというチーバカが深読みだっただけじゃないかって?
その場にいれば、顔つきや声のトーンで彼が何をしに来たかわからない人はいないと思う。
混じりっけないチーバカの「ありがとうございます!」の言葉の意味を考えている様子が伺えた。
『気をつけてくれ』という言葉は、おそらく彼の直感が『不要』あるいは『保留にすべき』と判断したのだと思う。


とすると、クレーム処理どころか、クレーム事案があるにもかかわらずクレームをつけさせないチーバカ、
クレームの達人ではなく、最早クレームの神の域に達しているのではあるまいか。
う~む、「ただの瞬間ボケ症状じゃね?」ゆゥな!



分離発注における注意事項 一つ  

台形出窓
DSCI1388.jpg

地板を入れようと、手でドンドンと押し込んだら
「あ。。。」
DSCI1389.jpg

壊れた
DSCI1390.jpg

ああ、なんと馬鹿力のチーバカであろうか…

ではない。
手で押し込んだだけで普通壊れるわけがない。
多分、配送か誰かが落としたかなにかして、既にヒビが入っていたのだろう。
そこをドンドンと押し込んだので表面まで割れてしまった。
そうとしか考えられない。


そうは言っても、それはチーバカの主張。
通常の工務店の仕事あれば、
チーバカの人間性とその後の取引の継続が考慮され、認められるだろうが、
今回は分離発注。
誰も損害は受けたくはない。
最終的には最後に壊したチーバカの負担になってもいいのだが、
その前にメーカーと一喧嘩するのも面白い。
「なにかい?お宅の窓台は手で突いただけで壊れてしまうようなチャチな造りなのかい?」
ブフフ…


しかし実のところ、分離発注ではあるが、チーバカにとっては旦那仕事である。
施主に事情を説明すれば、おそらく負担してくれると思われる。
でも今回、それはしない。
うっすら予感はしていたがはっきり予見できなかった出来事だかでらである。
身銭を切らねば記憶に強く残らない。
授業料としてチーバカが負担しよう。
あ、でも幾らかかるんだ?
それによっちゃ喧嘩への情熱も変わってくる…ブハハハハ!

玄関サッシ  

DSCI1320.jpg

極当たり前についている玄関サッシ。
実は一人では持つだけでも結構な重さである(ヒイヒイ…)。
それを吊り込む。

3点

3点のヒンジを合わせて落とし込むのであるが、
掴むところもおぼつかない重い扉を、微妙な位置合わせをしながら…
ま、常人には不可能なので、他の大工さんたちは「手伝ってもらう」か、「サッシ屋にやらせる」らしい。

しかしこの現場、サッシ屋さんはモノを届けるだけで、かつ、障子も全部一回で置いていく。
枠を取り付けておいて、後からサッシ屋さんに釣り込んでもらうわけにはいかない。
おまけにチーバカ、性格が悪いので手伝ってくれる人もいない。
で、一人で吊り込む。

箸より重いものを持ったことのない非力なチーバカ、
力技で吊り込み損ねて、数十万円のドアを壊してしまう…などというリスクは犯さない。

DSCI1322.jpg

テコの原理を利用して、
ひょいと足で持ち上げ、手で位置合わせ。

DSCI1324.jpg

ヒンジがはまったところで

DSCI1323.jpg

足を…
おっと、写真を撮ってから、おろす。

メデタシ・メデタシ。


出来ないと思うと出来ない。
でも、出来ると思うとだいたいは出来る。

難しいことが多いから、チーバカ、飽きずにこの仕事が続いている。
面白い。

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